タイトルが昆虫となっているブログで、
昆虫ではない「ムカデ」を平気で扱うのは??
昆虫ではない「ムカデ」を平気で扱うのは??
という誹謗中傷は、さりげなく虫(無視?)なので!!
今回は、かなり不思議なムカデの行動・・・???
⇒間近で大型のムカデを次々と見ることになって、
珍しく同行した妻と娘は、かなりビビっていた。
特に娘(次女)は、道路に落ちているヒモを見ても、
「へ! がいる」と、ヘビと言えないほど苦手なのだ。
ヘビに擬態するイモムシは、平気で触るのに!!!
(ムカデは、足の生えたヘビなのだろうか?)
珍しく同行した妻と娘は、かなりビビっていた。
特に娘(次女)は、道路に落ちているヒモを見ても、
「へ! がいる」と、ヘビと言えないほど苦手なのだ。
ヘビに擬態するイモムシは、平気で触るのに!!!
(ムカデは、足の生えたヘビなのだろうか?)
トビズムカデ(オオムカデ科)
2016年5月8日 風土記の丘公園・茨城
2016年5月8日 風土記の丘公園・茨城
こんな日当たりのよい石垣で、しかも茨城県で、
ムカデを3匹(4匹?)ほぼ同時に見かけたのだ。
ムカデを3匹(4匹?)ほぼ同時に見かけたのだ。
基本的には、ムカデは落ち葉・石・コケの下など、
比較的湿った場所に生息しているはずなのに・・・
比較的湿った場所に生息しているはずなのに・・・
⇒写真タイトルは、トビズムカデとしたが、
トビズオオムカデとか、単にオオムカデとも呼ばれることもある。
トビズオオムカデとか、単にオオムカデとも呼ばれることもある。
もちろん、和名の由来となったトビズとは、
頭部が鳶色(トビイロ:赤褐色)を意味するのだが、
近似種にアカズムカデという種類もいるようなので、
同定には、さりげなく注意が必要である。
近似種にアカズムカデという種類もいるようなので、
同定には、さりげなく注意が必要である。
トビズムカデ(オオムカデ科)
2016年5月8日 風土記の丘公園・茨城
すぐ近くで、別の個体を発見!!
この子も、やっぱり、日が当たる場所にいた。
⇒よく見ると、獲物を捕獲して、咥えているようだ。
トビズムカデ(オオムカデ科)
2016年5月8日 風土記の丘公園・茨城
2016年5月8日 風土記の丘公園・茨城
カメラを近づけても、特に慌てる様子はなく、
悠然と歩き続けている姿は、ちょっとだけカッコイイ?
悠然と歩き続けている姿は、ちょっとだけカッコイイ?
⇒昔、倒木をひっくり返したときに、
ムカデが出てくると、ちょっとだけビックリしたものだが、
今考えると、ムカデの方は、他の虫がコソコソと逃げるのに、
やっぱり動揺せずに(?)ゆっくりと隠れたような気がする。
ムカデが出てくると、ちょっとだけビックリしたものだが、
今考えると、ムカデの方は、他の虫がコソコソと逃げるのに、
やっぱり動揺せずに(?)ゆっくりと隠れたような気がする。
獲物は、かなり脚の長い虫のようで、
頭部には、小さな眼のようなものが見える。
⇒子育て中でもなさそうだが・・・
それにしても、撮影時刻は、午前10時50分。
ムカデって、夜行性のはず?
そして、かなり不思議な光景を目撃することになる・・・
トビズムカデ(オオムカデ科)
2016年5月8日 風土記の丘公園・茨城
2016年5月8日 風土記の丘公園・茨城
3匹目(4匹目も!)は、すぐ近くの石垣の、
日陰になっている隙間で見つけた。
日陰になっている隙間で見つけた。
⇒よく見ると、大きなムカデの下に、
小さなムカデが、仰向けになっているのだ。
小さなムカデが、仰向けになっているのだ。
まさか?・・・・もしかして、交尾???
トビズムカデ(オオムカデ科)
2016年5月8日 風土記の丘公園・茨城
2016年5月8日 風土記の丘公園・茨城
どうも、交尾の雰囲気ではない?
確か、ムカデは通常の交尾はしないはず・・・【注】。
⇒ネット情報では、ムカデの雌雄判別は難しく、
体長の差もほとんどないようだ。
体長の差もほとんどないようだ。
写真で見る限り、下になっている個体の体長は、
上の個体の半分ほどしかないので、
もしかしたら、幼体かもしれない。
・・・ということは、共食いなのか?
トビズムカデ(オオムカデ科)
2016年5月8日 風土記の丘公園・茨城
さりげなく、ネットで調べてみても、
このような写真は、全く見当たらない。
このような写真は、全く見当たらない。
写真では、分かりにくいのだが、
下の個体は、上の個体と前後が逆になっている。
下の個体は、上の個体と前後が逆になっている。
⇒君たちは、一体何をしてるんだ!!
さりげなく、ブログ記事にしておいて、
彼らが何をしてるのかが、全く分からないなんて!!!
とりあえず、分かっていることは?
トビズムカデ(オオムカデ科)
2016年5月8日 風土記の丘公園・茨城
ネット情報では、トビズムカデは、
北海道南部から沖縄にかけて生息し、
一般的には、春から晩秋まで観察されるが、
暖地や屋内では、一年を通して見ることもあるようだ。
北海道南部から沖縄にかけて生息し、
一般的には、春から晩秋まで観察されるが、
暖地や屋内では、一年を通して見ることもあるようだ。
節足動物の中では、シミなどと並んで比較的長命の種で、
およそ5年から7年ほど生きるとされる。
およそ5年から7年ほど生きるとされる。
本種の頭部にある顎肢には毒腺があり、
相手の体内に毒を注入することができる。
相手の体内に毒を注入することができる。
毒成分は、ヒスタミン、セロトニン等のアミン類、
また、血球溶解作用(溶血性)を有するタンパク質である。
また、血球溶解作用(溶血性)を有するタンパク質である。
【注】ムカデの仲間は、雌雄で身体を接触させる交尾はしない。
雄ムカデは、雌ムカデを、匂いを頼りに見つけ、
その場で、精子の入った袋を置く網籠を作りだす。
準備ができると雌を誘い、合意が得られると、
雌を網籠まで誘導するが、雄はそのまま立ち去り、
雌は雄が残していった精子の入った袋を、生殖口から取り込みむ。
雄ムカデは、雌ムカデを、匂いを頼りに見つけ、
その場で、精子の入った袋を置く網籠を作りだす。
準備ができると雌を誘い、合意が得られると、
雌を網籠まで誘導するが、雄はそのまま立ち去り、
雌は雄が残していった精子の入った袋を、生殖口から取り込みむ。
だから、雄は自分の精子の入った袋を産み落とし、
雌を誘ってその袋を、取り込ませるだけなのだ。
雌を誘ってその袋を、取り込ませるだけなのだ。
ちなみに雌は、自分の生殖器に袋を保存しておき、
産卵するときに、内部の精子を使用して受精させる。
産卵するときに、内部の精子を使用して受精させる。