ガムシは、タガメやゲンゴロウと並んで国内最大級の水生昆虫だが、
近年の生息環境の変化から、各地で絶滅危惧種となってしまった。
⇒もう20年も前の話であるが、徳島に住んでいたころ、
当時も貴重品(?)だったタガメやミズカマキリを飼っていた。
たまたま別の虫関係の取材で会社に来ていたテレビ局のクルーが、
自宅にタガメがいることを知って、撮影するために立ち寄ってくれた。
当時の有名な女性レポーターは、タガメを触りたがっていたが・・・
当時も貴重品(?)だったタガメやミズカマキリを飼っていた。
たまたま別の虫関係の取材で会社に来ていたテレビ局のクルーが、
自宅にタガメがいることを知って、撮影するために立ち寄ってくれた。
当時の有名な女性レポーターは、タガメを触りたがっていたが・・・
全くの個人的な意見なのだが、絶滅危惧種という言い方は好きではない。
別に人間が環境を変化させなくても、あるいは直接関与していなくても、
過去には、数え切れないほどの生物が絶滅しているのだから、
人間が他の生物種の絶滅を危惧する必要はないわけで・・・【注】
⇒ただ、ある特定の生物に対する人間の保護活動については、
テレビや雑誌でも取り上げられることがしばしばあり、
子供たちが「自然とは何か?」を考えるキッカケになっているので、
絶滅しそうな生物種の選定と保全活動は今後も続けるべきだと思う。
テレビや雑誌でも取り上げられることがしばしばあり、
子供たちが「自然とは何か?」を考えるキッカケになっているので、
絶滅しそうな生物種の選定と保全活動は今後も続けるべきだと思う。
少なくともガムシは、絶滅危惧種というより、希少種(珍品?)の方が・・・
というわけで、ガムシは、常夜灯で出会ったのは今回が最初だが、
おそらく、これが最後の出会いかもしれない・・・多分。
おそらく、これが最後の出会いかもしれない・・・多分。
ガムシ(ガムシ科)
2016年9月4日 志賀坊森林公園・青森
2016年9月4日 志賀坊森林公園・青森
撮影場所は、いつもの志賀坊森林公園の街灯で、
早朝に、帰りそびれた2個体を発見した。
早朝に、帰りそびれた2個体を発見した。
まさか、こんなところで出会えるなんて!!!
⇒ガムシも、ゲンゴロウと同じように飛翔力を持ち、
夜間、灯火に飛来することがあるので、
たまに、常夜灯付近で発見されるようだ。
夜間、灯火に飛来することがあるので、
たまに、常夜灯付近で発見されるようだ。
この日は、夜明け前から濃い霧が発生しており、
志賀坊森林公園の駐車場からは、雲海が見えていた。
この場所には、早朝に数10回も訪れているが、
ガムシに出会ったのは今回が最初である。
もしかしたら、濃い霧の発生と関係するかもしれない。
ガムシに出会ったのは今回が最初である。
もしかしたら、濃い霧の発生と関係するかもしれない。
⇒撮影日の雲海の写真は、以下の記事に掲載しています。
ガムシ(ガムシ科)
2016年9月4日 志賀坊森林公園・青森
2016年9月4日 志賀坊森林公園・青森
ガムシの仲間は、日本各地の池などにいたようだが、
近年は、理由はともかく、かなり少なくなったと言われている。
近年は、理由はともかく、かなり少なくなったと言われている。
日本に生息するガムシの仲間は、以下の4種が知られている。
ガムシ Hydrophilus acuminatus 北海道・本州・四国・九州
コガタガムシ Hydrophilus bilineatus cashmirensis 本州・四国・九州・トカラ列島
コガムシ Hydrochara affinis 本州・四国・九州
エゾヒメガムシ Hydrochara libera 北海道・本州・九州
コガタガムシ Hydrophilus bilineatus cashmirensis 本州・四国・九州・トカラ列島
コガムシ Hydrochara affinis 本州・四国・九州
エゾヒメガムシ Hydrochara libera 北海道・本州・九州
ガムシ(ガムシ科)
2016年9月4日 志賀坊森林公園・青森
写真同定を依頼した友人「にゃおと氏」によると、
ガムシ類は、大きさでかなり識別できるようだ。
ガムシ類は、大きさでかなり識別できるようだ。
彼によると、
ガムシ: 33~40mm
コガタガムシ: 23~28mm
コガムシ: 16~18mm
エゾガムシ: 16~18mm
なので、下の2種以外はダブリがない。
ガムシ: 33~40mm
コガタガムシ: 23~28mm
コガムシ: 16~18mm
エゾガムシ: 16~18mm
なので、下の2種以外はダブリがない。
⇒写真の子は、正確には計測していないが、
微妙に3cm程度と記憶している。
コガタガムシは、南方系の種なので、
青森で発見されることは、おそらくないだろう。
というわけで、この子は、ガムシで間違いないと思う。
ガムシ(ガムシ科)
2016年9月4日 志賀坊森林公園・青森
2016年9月4日 志賀坊森林公園・青森
薄明るくなってきたので、ストロボなしで撮影。
⇒やっぱり、大型の甲虫は迫力がある。
立派なツノや大あご触角も、
さらには長い触角もないが、
やっぱりカッコイイ!!!
さらには長い触角もないが、
やっぱりカッコイイ!!!
まだまだ、帰る気配がないが、撮影場所の近くに、
池や沼を見かけないので、この子たち(2匹)は、
かなり遠くから飛んできたのだろうか?
池や沼を見かけないので、この子たち(2匹)は、
かなり遠くから飛んできたのだろうか?
【注】地球の生命の歴史を見れば明らかなように、
生息環境が変化すれば、それに適応できない種は、
過去にも沢山絶滅している。
過去にも沢山絶滅している。
個人ブログなので、誤解を恐れずに書いてしまえば、
人間の作った畑で農薬を使用した影響で絶滅してしまうような、
そんな軟(やわ!)な生物種なんて、そもそも出現してこないと思う。
また、最近はあまり耳にしなくなったがようだが、
マスコミなどが好んで使用した「自然保護」という言葉も嫌いだ。
人間の作った畑で農薬を使用した影響で絶滅してしまうような、
そんな軟(やわ!)な生物種なんて、そもそも出現してこないと思う。
また、最近はあまり耳にしなくなったがようだが、
マスコミなどが好んで使用した「自然保護」という言葉も嫌いだ。
自然を保護するなんて、人間は・・・・そんなことができるのだろうか!?
ちょっと前に流行った「無農薬栽培」は、もっと嫌いなのだが、
これ以上書くと、沢山の人たちを敵にしてしまうし、
本来のブログの目的とも、違う方向に行きそうなので・・・
これ以上書くと、沢山の人たちを敵にしてしまうし、
本来のブログの目的とも、違う方向に行きそうなので・・・