(前回からのつづきで、2013年以前に撮った写真です)
多分ミノオマイマイ雄 Lymantria minomonis minomonis
2013年8月6日 道の駅風穴の里・長野
2013年8月6日 道の駅風穴の里・長野
前翅は灰褐色で黒色の波形模様があり、見た目はノンネマイマイ【1】に似るが、
本種の翅がうすい褐色で、ノンネの翅は白色が強いようだ。
また、本種の方がやや南方系で、輪郭(前翅?)が丸みを帯びる。
本種の翅がうすい褐色で、ノンネの翅は白色が強いようだ。
また、本種の方がやや南方系で、輪郭(前翅?)が丸みを帯びる。
⇒和名のミノオは、最初の発見地が大阪府箕面であることに由来する。
幼虫は、ブナ科のアラカシなどの葉を食べる。
マメドクガ Cifuna locuples confusa
2013年8月2日 矢立峠・秋田
2013年8月2日 矢立峠・秋田
前翅は薄茶色ベースで、濃褐色の特徴的な模様があり他種との識別が可能だが、
この色彩には、雌雄を超えてかなりの個体差があるようだ。
この色彩には、雌雄を超えてかなりの個体差があるようだ。
⇒年に数回発生し、マメ科作物の害虫とされる。
見た目は恐ろしいそうな姿の幼虫には、毒針毛はなく、
マメ科以外にも、バラ科、イドウ、ニレ科など様々な植物の葉を食べる。
バンダイマイマイ Lymantria bantaizana
2013年7月22日 矢立峠・秋田
2013年7月22日 矢立峠・秋田
外観は Lymantria 属特有の姿だが、前翅の内側に一対の短い黒筋があり、
これが重要な識別ポイントとなって、他種との識別が十分可能である。
これが重要な識別ポイントとなって、他種との識別が十分可能である。
⇒和名のバンタイ(学名も!!)は、福島県の磐梯山に由来するようだ。
幼虫はサワグルミ、オニグルミなどの葉を食べる。
ニワトコドクガ Topomesoides jonasii
2013年6月12日 安曇野・長野
かなり特徴的な雰囲気の蛾なので、簡単に写真同定できる。
多くの場合、逆さに静止するよう(?)で、一見動物の顔に見える。
⇒全くの個人てな見解だが、完全な大人になっている娘たちも大好きな、
有名な「キティちゃん」に、何となく似てるのか?
有名な「キティちゃん」に、何となく似てるのか?
(以下は、ブログ開設初期の頃の記事で、動物の顔のように見える虫たちです)
幼虫は、カマツカやズミ、ブナ、ニワトコなどの葉を食べる。
スギドクガ Calliteara argentata
2012年7月7日 だんぶり池・青森
2012年7月7日 だんぶり池・青森
前翅は灰色~茶褐色をベースにした蛾で、特徴的な模様には、多少の個体差があるようだ。
⇒フサフサの毛が生えた前脚を伸ばして静止する姿は、まさにドクガ科の蛾である。
派手なイメージの幼虫はスギやヒノキの葉を食べるが、毒針毛を持たない。
エルモンドクガ Arctornis l-nigrum ussuricum
2012年6月21日 道の駅みしま・福島
2012年6月21日 道の駅みしま・福島
前翅の中央に、学名にもなっているL字型の模様がある真っ白な蛾である。
⇒ネット情報では、英国ではこの模様をV字型としているようだが、
私には、ブーメラン型に見える。
私には、ブーメラン型に見える。
幼虫は、ケヤキやハルニレの葉を食べる。
(以上、18種のドクガ科の蛾でした)