北国の冬は、基本的に虫の写真を撮ることができません。
そんなネガティブな機会を利用して、「新春大クイズ大会」を開催しています。
今回で7回目のクイズの難易度は、【★★★☆☆】です。
以下の写真で、虫は左・右どちらでしょうか?
どっちが虫???
左: 2010年8月11日 小岩井農場・岩手
右: 2019年8月18日 安曇野・長野
左: 2010年8月11日 小岩井農場・岩手
右: 2019年8月18日 安曇野・長野
正解は、両方とも虫でした。
?????????
・・・な~んて言うポジティブな手法は使いません。
↓
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正解は、左のオジロアシナガゾウムシでした。
オジロアシナガゾウムシ(ゾウムシ科)
2016年7月14日 西蔵王高原・山形
こんな鳥のフンに似た外見を持つ虫たちは、目立つような「標識的擬態」なのか、
目立たなくするような「隠蔽的擬態」なのか、一体どっちなんでしょうか?
2016年7月14日 西蔵王高原・山形
こんな鳥のフンに似た外見を持つ虫たちは、目立つような「標識的擬態」なのか、
目立たなくするような「隠蔽的擬態」なのか、一体どっちなんでしょうか?
地面に並行に広がる大きな葉っぱの上には、
枯れ枝や花の残骸など、色々なものが落ちています。
確かに、その中に紛れ込んでいると、
鳥のフンのような虫は、隠蔽的擬態であるような気もします。
鳥のフンのような虫は、隠蔽的擬態であるような気もします。
しかし一方で、少なくとも、虫を探しながら歩く人間には、
葉っぱの上の鳥のフンは、よく目立ちます。
同じく、虫を探しながら飛ぶ(歩く)鳥や動物にも、
よく目立つのでしょうが、おそらく関心を引くことはないはずです。
葉っぱの上の鳥のフンは、よく目立ちます。
同じく、虫を探しながら飛ぶ(歩く)鳥や動物にも、
よく目立つのでしょうが、おそらく関心を引くことはないはずです。
つまり、捕食者が必死で探す虫(餌)のリストから、
食べられない鳥のフンとして、とりあえず外されることは、
かなり大きい防御手段になっていると言えると思います。
食べられない鳥のフンとして、とりあえず外されることは、
かなり大きい防御手段になっていると言えると思います。
だから、鳥の糞、小枝、枯れ葉、黒っぽいアリ、花の蕾などを模倣した目立つ擬態は、
一般的な意味での「隠蔽的擬態」の範疇には入らないはずです。
一般的な意味での「隠蔽的擬態」の範疇には入らないはずです。
もちろん、彼らが、枯れ葉が一杯あるようなところに、普通に(!)静止していれば、
それは、典型的な隠蔽的擬態の範疇に入るのでしょうが・・・・
それは、典型的な隠蔽的擬態の範疇に入るのでしょうが・・・・
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