【1276】
今年(2021)撮ることができた常夜灯に集まる蛾の写真の中で、
秋にしか見られない種類を、2回に分けて紹介しています。
今回は、ヤガ科とツトガ科の蛾です。
キトガリキリガ(ヤガ科)
2021年10月8日 城ヶ倉・青森
この時期の城ヶ倉は、夜間の気温が10℃以下になるので、
常夜灯の周りを飛び回る蛾は、めっきり少なくなります。
⇒枯れ葉のような色彩と模様の本種も、
当然見かけたのは、この1個体だけです。
ノコメトガリキリガ(ヤガ科)
2021年10月8日 城ヶ倉・青森
淡褐色の前翅にある茶褐色の斜線が特徴的で、その間に縁取られた紋があります。
⇒本種は晩秋にだけ見られる有名な蛾で、
蛾の数が急に少なくなった頃の常連客とも言えます。
エゾキイロキリガ(ヤガ科)
2021年10月9日 城ヶ倉・青森
前種と同じような橙黄色の前翅に茶色の筋が特徴的な秋に見られる蛾です。
⇒エゾ~と言う名前ですが、本州にも分布します。
ヤマノモンキリガ(ヤガ科)
2021年10月9日 城ヶ倉・青森
かなり特徴的な模様の蛾で、ネット情報では、微妙に模様が異なる2種がいます。
⇒近年3種(本種・スギタニモン~・スミレモン~)に分割された結果ですが、
前翅外縁近くの黒点が2個なので、写真同定できました。
キイロキリガ(ヤガ科)
2021年10月9日 城ヶ倉・青森
まさに枯れ葉のような色合いの蛾なので、当然ですが(!)秋にのみ見られます。
⇒ネット情報では、個体数は少ないとされています。
多分オオシマカラスヨトウ(ヤガ科)
2021年10月29日 玉川ダム・秋田
かなり色彩変異があるとされる種ですが、ようやく写真同定できました。
⇒ダムの中央部にある簡易的(?)な常夜灯に、
誘引されたようで、翌朝までそのまま静止していました。
多分ワモンノメイガ(ツトガ科)
2021年10月29日 玉川ダム・秋田
晩夏から晩秋に見られる普通種で、やはり色彩変異があるようです。
⇒前種と同様に、ダムの簡易常夜灯に誘引されていました。
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