【1510】
(前回のつづき)
ハンノアオカミキリ(カミキリムシ科)
2023年7月30日 城ヶ倉・青森
金属光沢の体に真っ黒な紋が2列に並ぶ美しいカミキリの仲間。
残念ながら、常夜灯の下でのストロボ写真では、全く再現されない。
⇒個人的に、日本産美麗種の虫たちを選べば、
間違いなく20本の指(手と足含めて!)に入る。
ホソヘリカメムシ(ホソヘリカメムシ科)
2023年8月11日 三春PA・福島
マメ科植物の害虫として知られ、さらに幼虫時代にはアリ擬態として有名である。
⇒たまに、晩秋のダムサイトでも見かけるが、集団越冬はしないとされる。
【クズの葉で見かけたアリ擬態① ホソヘリカメムシ幼虫】
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ミンミンゼミ(セミ科)
2023年8月17日 矢立峠・秋田
セミは、完全な昼行性のはずだが、たまに常夜灯でも見かけることがある。
⇒樹上で鳴いているセミの写真は、なかなか撮れないが、
早朝の林道では、下草に羽化直後の個体によく出会う。
ミヤマクワガタ(クワガタムシ科)
2023年8月22日 城ヶ倉・青森
個人的には、オオクワガタよりも頑丈で強そうなイメージがある。
⇒昔はよく見かけたような気がするが、最近は・・・?
スコットカメムシ(カメムシ科)
2023年8月22日 城ヶ倉・青森
本種を常夜灯で見かけるのは、かなり珍しいことだと思う。
⇒同じ時期に、ダムサイトでは大集団になることもあるが・・・
キタササキリモドキ(キリギリス科)
2023年8月24日 城ヶ倉・青森
青森県で出会う可能性があるササキリモドキの仲間は3種だけで、
それぞれ外観が明らかに異なっているので、写真同定が難しくない。
⇒同じ場所で出会ったムツセモンササキリモドキは以下の過去記事で・・・
【ムツセモンササキリモドキ(2021) 樹上のキリギリス?】
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ベニモンツノカメムシ(ツノカメムシ科)
2023年8月24日 城ヶ倉・青森
直射日光の下では、緑色地に鮮やかな赤色の配色が非常に美しいが、
ストロボ撮影では、鮮やかさがまるで再現できない。
⇒日本にはベニモンツノカメ属は8種が分布し、
写真同定が難しい場合もあるので、注意が必要である。
セスジミドリカワゲラ属の一種(ミドリカワゲラ科)
2023年8月26日 城ヶ倉・青森
日本産のミドリカワゲラ科には4属13種が記載されているが、
未記載種も複数確認されているようで、写真同定はできない。
ツノアオカメムシ(カメムシ科)
2023年8月26日 城ヶ倉・青森
猛暑だった今年は、ダムサイトに集まる個体数は常連客が少ないのに、
本種が例外的に多かったような気がする。
⇒何故か、越冬色のようなイメージであるが、
もちろん本種は幼虫越冬である。