【1509】
今年(2023)は、猛暑の夏が長かったことが原因(多分?)のひとつで、
晩秋のダムサイトに集まる虫たちの種類と個体数が、例年とかなり異なっていた。
以下、ダムサイトで出会ったカメムシ以外の虫たち(別記事になった虫たちは除く)
ベッコウハゴロモ(ハゴロモ科)
2023年9月30日 津軽ダム・青森
本種は卵越冬なので、ダムサイトで見かけたことはこれまでなかったが、
多分偶然の結果として、この一匹だけ暖かいダムサイトに飛来したのだろう。
キイロスズメバチ(スズメバチ科)
2023年10月3日 津軽ダム・青森
お腹が長く、触角もやや長めなので、どうやら交尾待機中の雄のようである。
【ちょっとだけ不思議な光景! キイロスズメバチの雄たち】
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多分ハナバチの仲間
2023年10月3日 津軽ダム・青森
近づいたら、元気よく飛び立って行った。
⇒ハナバチの仲間は、おそらく巣の中で、成虫越冬するようだ。
ヒガシニホントカゲ(トカゲ科)
2023年10月9日 玉川ダム・秋田
ネット情報では、近畿以西の西日本に分布するニホントカゲの姉妹種とされる。
⇒天敵に襲われそうになった場合、尾を自切することがある。
切り離された尾はしばらく動き回り、外敵の注意を引く働きをする。
ナシイラガ幼虫(イラガ科)
2023年10月9日 玉川ダム・秋田
ちょっとだけ不思議なことに、幼虫が手摺(てすり)部分で見つかった。
本種は、繭の中で前蛹越冬することが知られているので、移動中かも・・・?)
クロウリハムシ(ハムシ科)
2023年10月11日 津軽ダム・青森
ウリ科の作物の害虫として知られ、時々大発生することがあるようだ。
⇒過去記事で何度も紹介しているっように、
ハムシの仲間のこのような黒と黄色の体色は警戒色とされ、
体内に不味成分を持つため、野鳥類などに捕食されることはない。
ヤンコウスキーキリガ(ヤガ科)
2023年10月18日 浅瀬石ダム・青森
ヤンコウスキーキリガは、局地的に分布する蛾で、蛾マニアが憧れる美麗種だ。
⇒まさか、ダムサイトで出会えるとは!!!
【ヤンコスキーキリガ 奇跡のツーショット】
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ツマグロオオヨコバイ(ヨコバイ科)
2023年10月31日 玉川ダム・秋田
ヨコバイの仲間を晩秋のダムサイトで見かけるのは、ほとんどないので、
やはり今年は、ちょっとだけいつもと違っているようだ。
カメノコテントウ(テントウムシ科)
2023年10月31日 玉川ダム・秋田
こちらは常連客だが、ちょっとだけ不思議なことに、今年はこの個体が初見である。
・・・ 蛇 足 ・・・
まだら紅葉の岩木山
2023年10月23日 西目屋から撮影・青森
標高差による気温の変化と植物の種類がうまく重なると、山頂の雪も含めて、
白・黒・緑・赤の見事なまだら模様になる。